夢月亭~下手の横好き~

夢月亭清修の小説&バス釣りブログ♪小説の更新情報・小説・釣行記録・その他諸々掲載してます★

最近の読書  

こちら夢月亭清修です。

ここのところは休日=悪天候とあって、釣りにも行けず家で読書・執筆で過ごす時間が増えております。

「妖・密事(あやかしみつじ)シリーズ」の最新話が入稿できたので、こちら近日中に掲載される予定です。

またブログにてご報告致します♪

奇譚×官能の『妖・密事シリーズ』一覧はこちら(当作品は官能小説です。18歳未満の方はご遠慮ください☆)

☆―――――――――――――――☆

さてさて、最近読んだ本の中から良かったモノをいくつか紹介致します。
月の裏側
≪月の裏側/著・恩田陸
九州の水郷都市・箭納倉(やなくら)を舞台に、元大学教授・協一郎達が失踪事件の謎に迫る。記憶をなくしてひょっこり戻ってくる町の人々は果たして人間か否か――やがては〈人間もどき〉の存在に気付くのだが……

ある先行するSF作品と似た内容となっているため、世間的な評価は低くなっているそうなのですが……いやいや、超面白かったです。

読者の記憶から感覚を引きずり出す名文がいくつもあって、舞台(箭納倉は福岡県柳川市がモデル・掘割での川下り等が有名)の放つ郷愁の味が堪りません。→柳川市観光協会HP

たとえそれが身近でなくとも、日本の古い文化に一種の憧憬を感じるのは自分の趣味嗜好ですが、そんな舞台でSFホラーをやられたらドキドキが止まんないですよ、もう(笑)

帯に『懐かしくて、やがて、怖い。』なんて書かれているのですが、本当にその通り。お勧めです!
ふたたび三匹
≪三匹のおっさん ふたたび/著・有川浩
剣道の達人キヨ、武闘派の柔道家シゲ、危ない頭脳派ノリ。還暦三人組がご町内の悪を成敗する人気シリーズの第二弾。
書店での万引き、ゴミの不法投棄、連続する不審火――様々なご近所のトラブルに三人が大活躍!

ドラマ化もされているこのシリーズですが、本当に大好きです。

様々な年代のキャラクター達がそれぞれの年代にしっくりハマる感覚で見事に描写されており――読みやすいだけではなく、本当の意味で老若男女誰でも楽しめる作品じゃないかと思っています。

特にこの第二弾、トラブルの質が一作目よりぐっと身近なモノに偏っている……なんだか共感を越えて迫ってくる感情があります。

そこを還暦の三人が痛快に事を運ぶものだから、読んで「気持ちいい」の一言に尽きるwwお勧めです!
谷崎痴人
≪痴人の愛/著・谷崎潤一郎
高給取りのサラリーマン・河合譲二――映画等の普及により西洋文化への憧憬が高まる日本において、彼も「ハイカラ」好きの一人であった。彼はカフェで奉公していた十五歳の少女「ナオミ」に恋をして、自らの手で彼女を理想の女に育て上げることを決意する。同居生活に持ち込んだ譲二は彼女に習い事・服・食事、欲しがるものはなんでも与えて育てるが……やがてナオミは、彼を完全な支配下に置いていた――

谷崎潤一郎の作品は「悪魔主義的作風」なんて言われていますが、この作品もまさしく「ナオミ」という女悪魔に囚われていく男の告白です。

悪くなればなるほど美しさに磨きをかけていくナオミの描写がエロくって、それを語る河合譲二がどんどんおかしくなっていく――読んでるこっちは「河合さんやべぇ! 河合さんやべぇ!」ってハラハラします。笑

そしてしかしながら――「結局河合さんってドMだったんだね」では済まない美しい作品です。大正モダニズムを味わうにもお勧め!
置
≪掟上今日子の備忘録/著・西尾維新
忘却探偵・掟上今日子――全てを一日で忘れてしまう彼女が様々な事件を即日解決!ありとあらゆる事件に巻き込まれ、毎度容疑者扱いされてしまう不遇の青年・隠館厄介が今日も彼女に助けを求める。

面白いです。笑

コレって一日で解決できるの? と思いながら読んじゃうんです。

西尾維新と言うと、独特のジョーク、言葉遊び、メタなセリフ等々、随分捻くれた書き方をする(だがソレがイイ!)印象でしたが、本作は至ってシンプルに青年の語りで描かれており、それだけに謎解きと今日子さんの魅力だけで魅せていこうとの気合を感じます。(僕の個人的な見解ですが…)

すっかり続編も数冊出ているそうなので、今からそれらを読むのが楽しみです。お勧め!
適材適所
≪適材適所のルアーセレクト/著・青木大介
最後はつり人社から。笑

無類の強さを魅せて止まないトッププロ・青木大介さんですが、本書においてはパターンフィッシングに対して否定的な考え方を披露しています。

自分は釣れないバスを釣るためにアレコレ情報を見漁って、所々で耳にする「パターン」というものに一種の憧れを抱いていたのですが、本書の言葉を抜粋すれば「パターンは結果論」だそうです。

最初は驚きながらページを捲りましたが、しかし読み終えてみると共感できる考え方でもありました。中でも「巻物でサーチするな」、「ライトリグは強く動かせ」は自分の経験とも結びついて頷けるところ。

フィネスな釣りはスローな釣りと思われがちですが、実はそうじゃない。←これは自分の内側でもモヤモヤあったもので、本書がこれを明確に言葉にしてくれて嬉しくもなりました。

いまはこの本にあるようなことを試したくて、「春よ来い!」と念じております(笑) バスアングラーにお勧め!w
☆――――――――――――――――☆

長くなりましたが…たまには本の話がしたくてご紹介しました。

またいつかこんなブログも書こうと思っています♪


にほんブログ村

にほんブログ村

Posted on 2016/01/31 Sun. 00:25 [edit]

category: 未分類

thread: 本の紹介 - janre: 小説・文学

tag: 釣り  小説  恩田陸  谷崎潤一郎  西尾維新  青木大介  有川浩  ホラー 
tb: --   cm: 4

コメント

こんばん(/・ω・)/にゃー!

この中で僕も読んだことがあるのは「痴人の愛」くらいですねー。
たしかにカナーリカナーリカナーリ!!ヤヴァい作品ですよね(笑) 
おっさんが少女にのめり込んでいく様は、ナボコフの某有名作品に通じる所がある様な。
あの小説もおっさんの告白という形で書かれていましたが…。

それにしても最近は読書しとらんです。
和辻哲郎先生の「倫理学」が一応読みかけの本なのですが、あまりの難解さに読んでると眠くなるという…(笑)
そういえば一応読破した「法華経」なんですが、読んだとは言え殆んどその言わんとしていた事が解らなかったです(  ̄▽ ̄) 漢文激ムズです(笑)

URL | いぬふりゃ☆ #-
2016/01/31 00:47 | edit

おお!たくさん読まれてますね。
私も読みたいのですが、なかなか……。
いつか時間をとってまとめて読みたいです(>_<)

谷崎の「痴人の愛」読んだような気がしてたんですが、ここのあらすじ読んでどうも読んでないようです(-_-;)

今調べたら坂口安吾の「白痴」と間違えてましたorz

西尾維新さん読まれてるんですね。
小説では読んでないのですが、アニメは見てました( ´∀`)bグッ! 
確かに独特の言い回し、言葉遊びがいっぱい出てきますね♪
私もそこが癖になりました(笑)

あ、不思議なオカルト研究部3話読みましたー!
カルマさんが(笑)
お酒がタダで飲めるというのはそういうことだったのですね(笑)

ツイてるためにオカルト現象に出会えない。
でも本人は体験したくてたまらない。
確かにカルマです(笑)
ニートなのに宝くじ当たってお店開けて、しかも繁盛してるとか。傍から見たらすごく羨ましい人生なのに可哀想な人。
このお店でバイトしたいです(笑)楽しいお仕事になりそう(笑)

URL | たおる #-
2016/01/31 14:18 | edit

Re: タイトルなし

>いぬふりゃ☆さん
こんばんは!
「痴人の愛」かなり良かったです♪面白くて一息で読めちゃう感じでした♪
ナボコフと言うと「ロリータ」ですかね?
実は痴人の愛が1925年でロリータが1955年……なのでひょっとしたらナボコフの方が影響受けてたりしてw
自分はナボコフちゃんと読んでいないのですが、きっとテーマは少し違うんでしょうねぇヾ(●´I`)ノ

いぬふりゃ☆さんはかなり難しそうな本を読んでいるんですねぇ~。
なかなか手が出ないところです。

URL | 夢月亭清修 #-
2016/02/01 00:16 | edit

Re: タイトルなし

>たおるさん
こんばんは!
積んである本が大変なことになってきてて……wとりあえず手を付けやすそうなモノから読んでいってる次第です。笑

なんか「痴」って感じがあると混ざりますよね。w
なんとなく分かりますヾ(●´I`)ノ

自分もアニメは「化け物語」とか見ましたよ~♪
あの語り+神谷浩史さんの組み合わせがとっても良かったです。
アニメもどんどん続編やってくれるので今後も楽しみですね♪

読了ありがとうございます!
緑ヶ丘にビクビクしている可哀想なカルマさんばっかりだったので、そのうち冷静な彼も書いてみたいと思ってます。
カルマさんと一緒に仕事したら何かしら幸運に恵まれそう!
僕もバイトしてみたいですね~♪笑

URL | 夢月亭清修 #-
2016/02/01 00:25 | edit

コメントの投稿

Secret

FC2カウンター

プロフィール

カテゴリ

Twitter

最新記事

月別アーカイブ

最新コメント

ブログ村ランキング(小説)

メールフォーム

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード