夢月亭~下手の横好き~

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小説:紅葉怪奇譚 『紅葉の相棒』 No.6  

   小説:紅葉怪奇譚 『紅葉の相棒』 No.6



 自分の机が近い方、教室後方の扉に手を掛けて深呼吸をし、中の気配を窺いました。案の定話し声や足音は無く、前髪さんが一人ぼっちで立っているに違いありません。
私はもう一度深呼吸をし、勢いよく扉を開け放ちました。行儀良く閉めるつもりもなく、定期券を掴んだら空いたままの扉に一目散のつもりです。ですが――
 扉を開けた瞬間、私の足は鈍りました。教室内は想像した通りに無人で、前髪さんが定位置に立っているのみです。私の足を阻むような障害物など勿論ありません。ですが私は、私の足でも計画通りに動けば五秒で事足りるようなそれが実行に移せなかったのです。それはなぜか――
 前髪さんは夕焼け色の窓ガラスに片手を突いて、外を眺めていました。その向こうには体育館があり、バスケットボールを床に叩く音や、部員たちの掛け声が窓越しにも漏れ聞こえてきます。その音を包み込む体育館を慈しむように、そして羨むように、彼女の背中は萎れていたのです。そう――
 とっても、寂しそうな背中でした。
 その背を嫌って駆け足で逃げ去るなど、なんだか酷く意地悪な行為に思えてしまって………だから、私は立ち止まってしまいました。いいえ、固まってしまったのです。その背中に感じたのはそれだけではなく、なんとなくですが、私の背中もあんな風に見えるのではないかと、マスターや祐介さんや翠さんに、いつかあんな姿を見せてしまっていたのではないだろうかと、そう思って、悲しさが私の全てを鈍らせたのです。
 そう、それは紛れもない共感の心。
 ですが、さらにそれだけではありませんでした。珍しいことに、私の中には怒りが芽生えていたのです。同族嫌悪でしょうか? いいえ、それと近いかもしれませんが彼女は同族ではなく、いつも私を困らせてきた怪異なのです。それなのに、まるで私と同じだなんて――
 前髪さんが振り返り、私の方を向いていつものように口元だけで笑って見せました。
『紅葉ちゃん、忘れ物?』
 ゆっくりと、彼女が近づいて来ます。
『それともあれ? これから部活とか? いやいや、部活に入ってたら今頃練習始まってるもんね。やっぱ忘れ物だ』
 前髪さんは畳み掛けます。
『取ってあげようか? 何忘れたの? 定期券とか?』
 私は、人懐こい彼女の言葉に答えることができません。分からないのです。彼女のことが、何一つ。それと同じくらい、自分の心も。
 前髪さんは親切そうに私に声を掛けていますが、その顔は腰にも届く長い前髪に遮られて見えませんし、やっぱり怖く映ります。でも――
 さっき見てしまった背中は酷く悲しくて、そして私みたいで、嗚呼、やっぱりでも、そんな彼女に怒りを覚えている私には、どんな言葉を彼女に掛けてみたものか分からなくて……。
 そう、この時の私の心の中は様々な感情を凝らせて混ぜ合わせたかにグチャグチャしてしまっていたのです。
逃げ出すことを忘れてしまう程に――。
こんな気持ちは初めてで、自分がどうしたいのか、自分が今どうするべきなのか、それがまったく分からないことにさえ気持ち悪さを感じてしまっていました。
『どうしたの? 紅葉ちゃん、気分でも悪い?』
 前髪さんにもそれが分かるくらいに、私は困惑の表情を浮かべていたのでしょう。俯き加減の私の顔を覗き込むように、私よりも少し高い背を折って彼女は問い掛けます。そして、私は――
「私……分かんないよ…」
『え?』
 私は、拒絶してしまったのです。拒絶することしかできなかったのです。自分の中に在るグチャグチャしたそれを吐き出したい一心で、まるで八つ当たりのように彼女を責めました。
「私は……あなたみたいな存在にいっつも迷惑掛けられて、だから友達なんていたことも無いのに……、でもどうしてっ、どうしてあなたが私みたいなことになっているの! そんなのおかしいよ! 私は生きていて! あなたは死んでいるのに!」
 その言葉を吐いた瞬間にハッとしました。嗚呼私は、今どれだけ自分勝手な物言いをしてしまったことか。彼女を知らず、知らないまま怖がって、彼女はずるいと、そう言ったのです。どうして――どうしてあの背中にこんな言葉が吐けたものでしょう。
 もしも私が彼女だったらと後悔したものの時既に遅く、言葉は決して取り消すことができません。次の瞬間彼女は――
『う…う、うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ』
 奇妙な唸り声を上げ始めました。
 普段の私なら、幽霊がこんな唸り声を上げ始めたら塩を撒いて逃げるところです。ですが、そうはしませんでした。さっきまで笑っていた口元がへの字に曲がって、そう、彼女は泣いていたのです。泣くのを我慢しようとして、嗚咽が奇妙な唸り声に変わってしまっていることは直ぐに分かりました。
 どうしよう――私の思考はさらに混乱を極めます。心の中にわだかまるグチャグチャに、さらに罪悪感が乗っかってきたのですから。
 嗚呼、本当に、どうしたら――
 その時です。私の頭の中に思い浮かんだのは、柳田先生のアドバイスでした。
――触れてみろって言ったんだ。お前の優しさを上手く言葉にできないような時はな、触れてみたらいい――
 私、優しくなんかありません。簡単に誰かを傷付けてしまうような未熟者です。ですが、ですが今は……。
 私は先生の言葉に縋るようにして、彼女に手を伸ばしました。恐る恐る、震える指で彼女の頬に触れ、前髪を掻き上げて、初めて彼女の瞳と視線を触れ合わせました。
 そして――
 そして私は気が付いたのです。彼女の本性と、私の誤解に。
 彼女はとても美しい顔をしていました。整った眉の下にある大きな瞳は少し垂れがちで、左目の下には大人びた泣きぼくろ、ぷっくりとした唇は柔らかそうに艶めいて――そう、これといって特徴の無い顔をした私から見て、それは羨むほどに優美な、大人の色気さえ漂うような美しさ。
 掻き上げた髪だってそう、黒と言うよりは満月の夜を凝らせたかに藍色の、月光の輪を被るほどに艶めいて……。
 いつかマスターに幽霊の話を聞いた時、こんなことを言っていたように思います。
 幽霊は思念の塊のような存在だ――だから姿を見ればそれがどんな幽霊かは直ぐに分かる。おぞましい姿をした霊なら良からぬ思念の存在であり、苦しみを訴えたい霊、苦悶の死を遂げた霊ならその苦しみの原因は顕著に見て取れる(怪我の跡など)――と。ならば――
 ならばこの子は――
 彼女は、城内あかりは、そんな美しい顔を今、子供のような涙でいっぱいに歪めているのです。見た目にそぐわぬ子供の寂しさを涙に湛えて、それを年齢相応の自制心でもって一生懸命我慢しようとしているのです。嗚呼、この子は本当に、
 寂しいんだ、私のように、寂しいだけなんだ。そんな子に、私は………
 その時です。彼女に触れた私の手が、ほんのり白く光ったように見えました。次の瞬間………。

 生前の彼女の姿が見えました。景色はたぶん病院の病室で、彼女の瞳には窓の外いっぱいに広がる青空が眩しいくらいに。
 外に出たい。今すぐに出たい。でも、今はそれができなくて悔しい。見舞いに来てくれるのは両親だけで、昔から病院に慣れっこの彼女には友達がいないから寂しい。でも……。
 でもこの寂しさももうすぐ終わる。かろうじて受けることのできた高校受験に彼女は合格しています。幸い体調もここのところは良好で、入学式にも出席できそう。だから……。
 シーンが変わりました。待ち望んだ入学式、初めて入った高校の教室。彼女の心は希望でいっぱいでした。これから待ち望んでいた生活が始まるのだから、と。でも…。
 またシーンが変わります。再び彼女はベッドの上で、心は悔しさでいっぱいです。ベッドの周りには両親と、担当医と、看護婦が二人。誰も彼もが、彼女自身でさえ、涙を浮かべています。そして……。
 もう二度と、彼女の瞳は開きません。胸には叶わなかった夢だけが取り残されて、彼女を一度切りしか通えなかった学校へと飛ばしてしまいます。
 学校に通いたかった――友達が欲しかった――ただそれだけなのに、叶わなかった。だから……。

 今私のいる教室の景色さえ、見落としそうな白河夜船の白昼夢か――それは間違いなく、彼女に触れた左手から流れ込んできた思念の残滓だと私は実感していました。まさかこんなことが、と驚く理性よりも実感の方が強く、気が付けば涙が零れていました。
 彼女は、そんな私を睨み付けて言いました。
『私だって! 私だって生きたかった! 友達が欲しかった! 普通に高校生になりたかった!』
 そう叫んで、ついに我慢ができなくなったのでしょう。彼女は子供のようにわんわん声を上げて泣き始めました。
『ああああぁん! わぁぁぁぁん!』
 どうして彼女がそんな風に泣くのか、それだってこの時の私には分かりました。彼女は、小学校も中学校もろくに通えていなかったのです。人のことは言えませんが、だから彼女は実年齢よりずっと幼い心で、実年齢よりずっと純粋な心で悲しんでいるのです。だから、大人のような顔で子供のように泣くのです。そんな子に私は、私は……。
 でも、これだけ彼女を理解できた後の私でさえ、やっぱり彼女を慰めてあげることはできません。だって彼女は死んでいるのです。どれだけ望んだって、彼女の夢が叶うことは無いと知っているのです。
 気の利いた言葉などこれっぽっちも思い浮かばない私は、現実の無慈悲を感じる以外無い私は、自分の非力さが悔しくて堪りません。
 そんな私の口から出た言葉は、マスターからのただの受け売りで、
「でも……、成仏しなきゃ生まれ変われないよ? 生まれ変わらなきゃ、お願いはかなわないんだよ?」
 そう言った私に向けられた彼女の視線は、現実しか教えてくれない大人に向ける子供のそれでした。とってもキツくて、とっても悲しい睨み顔です。
『生まれ変わったら私は私でいられるの? そんな保証どこにもないよ! 私は私のままで友達が欲しいよ!』
 その気持ちが、私には痛いほどに分かります。自分以外の誰かになって友達を作っても、それは自分の友達ではないのです。自分は自分のままで、友達を持てなくては意味がありません。そして彼女が言う保証について、私には答えてあげられるだけの確信なんて勿論皆無でした。
「でも……このままここにいたって…」
 どうにか彼女を宥めようとした私のその言葉も、火に油を注ぐだけでした。
『そんなの分からないよ! もう卒業しちゃったけど……昔はいたもん! 私とお喋りしてくれる子、一人いたもん!』
「でも……」
『もういいよ! 紅葉のバカ! 紅葉なんか絶交だ!』
 最後に彼女はそう言って、私の目の届かないところへと姿を消してしまいました。いえ、教室の中にいる気配は感じるのですが、私に見えないようその姿を、空気に溶けるかに消してしまったのです。
 嗚呼、その微かに感じる気配の、なんと寂しいことでしょう。そこに邪気のような邪な気配は微塵も無く、ただただ悲しげな空気が私の涙腺を刺激し続けています。
 この時私は、自分が邪気というものを肌で感じることができるのだと、今更ながら気付いたのです。そのことにもっと早く気が付いていたなら、私は彼女を傷付けずに済んでいたに違いないと、渦巻く後悔は黒く、駆け出したくなる程に切ない痛みはさらなる涙に変わりました。

 その夜の晩に、私はマスターに聞きました。
「ねぇ、生まれ変わりって、本当にあるのかな?」
 マスターは難しい顔をして答えました。
「あるとは思うが……そうだな、はっきりとは答えられない。なにしろこればっかりは、死んで成仏してみなきゃ実際が分からないからな。ただ、信じる価値はあるし、力のある奴はみんな信じてるよ。そうじゃなきゃ辻褄の合わない事例だって、あるにはあるからな。逆に成仏なしに生まれ変わりの事例になった例ってのは、うん、聞いたことが無い」
 と、それはやはり以前にも聞いたことがあるような内容で、彼女、城内あかりを説得し得る材料にはなりそうもありません。
 いつも通り真剣に答えてくれたマスターには申し訳ありませんが、私は溜息を隠せませんでした。

                                   ≪――続く≫
前話→『紅葉の相棒』 No.5  次話→『紅葉の相棒』 No.7


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Posted on 2016/04/06 Wed. 02:05 [edit]

category: 小説:紅葉怪奇譚Ⅰ

thread: 自作小説 - janre: 小説・文学

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コメント

こんにちは!

何だか暖かくて切ない話ですね~。
私は霊感など全くありませんが、視えるって怖いでしょうね・・・。

あかりちゃん、幸せになると良いですね~^^
もちろん紅葉ちゃんも!

URL | みろり #-
2016/04/06 15:05 | edit

(。・ω・)ノ゙ こんにちは。

ううう…城内さん、そんないきさつだったのですね…・゜・(ノД`)・゜・
勝手に怨霊にして申し訳ナスです。
前髪で顔がよくわからないという事で、僕的には目玉が無いかもしくは目鼻に泥がいっぱい詰まっていて…((((;゚Д゚))))
そういう感じを想像していましたが違いましたねぇ…(そっち系のオカ話読み過ぎw)
もうちょっとマイルドに優しいお話だったのですね。(*´д`*)
今後はそういう目線で読ませて頂きます…。

URL | いぬふりゃ☆ #-
2016/04/06 16:41 | edit

なんと悲しい(ノД`)シクシク
私も最近友達になかなか会えなくなってしまって気持ちがよく分かるよ……。
寂しかったんだね……二人共抱きしめて一緒に泣くよ。゚(゚´Д`゚)゚。
でもね、前髪ちゃん。実際高校通ったら受験だの人間関係のドロドロで通いたくなくなるよ……(やめろ

前髪ちゃん、以前にお話してくれた子いたんですね。
そういう相手がいるとやっぱりまた自分のことが見えて話せる相手に会えるかもって期待してしまいますよね……。
今の自分のままでお友達がほしい、成仏したらどうなるか保証ないですもんね……。

紅葉ちゃんも言いすぎちゃったね……。ちゃんと謝るんだ!
きっと二人はいいお友達になれるよ!


そしてそして、「フェアリーシンドローム」も読んでくださってたんですね。すごく嬉しいです(>ω<)
次のお話は全然考えてないんでいつ更新されるか分かりませんが(^_^;)ちょこちょこ即興小説や落書きでもUPしつつブログ運営繋いでいこうと思っているので、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

URL | たおる #-
2016/04/06 21:02 | edit

Re: タイトルなし

>みろりさん
こんばんは!

>何だか暖かくて切ない話ですね~。

そう言っていただけると嬉しいです♪
怖がりの紅葉ですが、あかりとの出会いは一つ成長する切欠になるんだと思います^^
二人の行く末、見守っていただけたら幸いです♪

URL | 夢月亭清修 #-
2016/04/07 00:42 | edit

Re: タイトルなし

>いぬふりゃ☆さん
こんばんは!
目鼻に泥がいっぱい………うわーーっ!!それは怖いw
ほの暗いなんとかみたいな霊じゃないですかっ!w

自分もそっち系のオカ話好きですが、それは想像しませんでした…笑

確かにマイルドなお話ですが、主人公の紅葉自身、ようやくあかりがマイルドだと気が付いたところです^^
主人公の目線でお話を追っていただけるのも嬉しいです♪

URL | 夢月亭清修 #-
2016/04/07 00:47 | edit

Re: タイトルなし

>たおるさん
こんばんは!

>でもね、前髪ちゃん。実際高校通ったら受験だの人間関係のドロドロで通いたくなくなるよ……(やめろ

わーーっ!ww暗い現実w そういうのはうちの子達に教えないであげて!w

そうなんです、実は以前にお話しできる学生がいたのですが…………この辺はオチに繋がるので黙秘します。笑
あかりのように霊でありながら自分の成仏について語るのってどうかな~と思いつつも、『死んでいる』こと以外は普通の15歳という設定で突っ走り、思いの丈をぶちまけてもらいました。
輪廻転生って宗教によっても考え方と言うか、ディティールが違うので『分からない』が普通なんだと思います。

いやー、ほんと、紅葉言い過ぎですね。笑
ここから二人がどうなっていくのか、是非見守ってやってください^^

フェアリーシンドロームとっても好きです♪
妖精の内面と言うか、本性がどっちかわからないという怖さが気持ちよかったw
こちらこそ、これからもよろしくお願いします^^
ちょこちょこ遊びに行きますね♪

URL | 夢月亭清修 #-
2016/04/07 00:58 | edit

紅葉ちゃんが、前髪ちゃんを怖がるのは無理もないんですよね。
だって・・・こわいもの><

でも幽霊って絶対寂しい存在だから、その心の内を知ってしまったら、更に辛いでしょうね。
紅葉ちゃんにはどうすることもできないし。
悩むよね・・・。

転生って言うのが本当にあるのか分からないけど、あったらいいなあ~。
自分のままで生まれ変れたら、今度はもっとちゃんとした人生を歩む!(ちゃんとしてないのか、今(´゚∀゚`;) )

URL | lime #GCA3nAmE
2016/04/10 15:45 | edit

Re: タイトルなし

>limeさん
こんばんは!
読了ありがとうございます^^

紅葉、過去に散々怖い目にもあって来たのでしょう(ちゃんと描かれてはいませんがw)……なので「ちょっといい奴そうだなぁ」で心を開いたりできませんよねぇ(・´ω`・)
しかし城内あかりはこんなヤツです。さて、どうしたものか……笑
紅葉がどうするのか、是非見守ってやってください^^

転生、あったらいいですね♪
生まれ変わりとは違うのですが、「あの頃に戻れたら……」と想像することは結構ありますね。笑
そしたらもっとちゃんとした人生を歩む!w

URL | 夢月亭清修 #-
2016/04/10 21:21 | edit

死んでいる人に、死んでいるというのは相手を混乱させる場合もあるのですかね。
紅葉ちゃんは前髪さんに自分と繋がるところを見てしまったからかな。
あと、触って、障られてしまった^^
この友情(?)どうなるのか?

まあ、紅葉ちゃんはマスターになんでも話せるけれど、前髪さんは・・・
それにしても、見えてしまうのって、ホント大変そうですね。
ええ、私はまーったく。

URL | けい #-
2016/05/08 12:42 | edit

Re: タイトルなし

>けいさん
こんばんは^^
あぁ~、霊自身が自分の死を自覚しているかいないかで大きく変わるところですよね。
あかりは自分が幽霊であることに自覚的だった様子ですが、そうじゃなかったらもっと大変だったかも……
そして、やっぱり触っちゃいましたねw紅葉も気落ちしてしまって、障られたと言っても過言じゃないです。

僕も霊感は一切ありません~。
見たことも感じたことも無いですね。
あ、一回だけ心霊写真を撮ったことがあります。笑

URL | 夢月亭清修 #-
2016/05/08 21:44 | edit

なんといいますか……
夢月亭さんの作られるお話って、登場人物の
一人一人になんともいえない質感、優しさ、やるせなさ、
そういう空気感がなんともいえず醸し出されていて……
読み進めば進むほどその人間たちに愛しさを覚えていきます。
この感覚をどうお伝えしたらいいかわからないのですけれど。

前髪さんことあかりちゃんの未練は、少なからず紅葉ちゃんの現在の懊悩と
重なる部分があったのですね。
紅葉ちゃんはどう慰めの言葉をかければいいかわからない、
むしろ怒りさえ感じているようだけれど、わたし、こういう
感情にものすごい覚えがあります。
そういう「人のリアルな感情」に迫れるお話ってすごいです。

けんか別れみたいななってしまったのは、
それだけ二人が本音と本音でぶつかりあった結果だとも
思う。
でも一方で生者と死者の厳然とした境界線もあって、
この子は成仏しなきゃ本当の意味では救われないのですよね。
そこが、切ない、と思いました。
あかりちゃんと唯一お話していたとい
卒業生の存在も気になります。

URL | canaria #-
2016/05/15 13:06 | edit

Re: タイトルなし

>canariaさん
こんばんは!
登場人物達を愛していただけたら、これ以上なく僕も幸せです^^

ぐちゃぐちゃした感情って、どうやって書いたらいいのかとても迷いました……
一個ずつ分解して書いてみたつもりなのですが、今読み返すともっと上手い書き方もある気がします。
ですが、「リアル」と言っていただけて良かった!
丁寧に読んでもらえて嬉しいです^^

そうですね、一応お互いに本音はぶつけたんだと思います。
紅葉に限っては後悔してしまったようですが…笑
生者と死者の厳然とした境界――そこに紅葉がどんな答えを出すのか、是非見守っていただけたらと思います。
卒業生、最後は謎が解けますよ♪

URL | 夢月亭清修 #-
2016/05/15 23:34 | edit

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