夢月亭~下手の横好き~

夢月亭清修の小説&バス釣りブログ♪小説の更新情報・小説・釣行記録・その他諸々掲載してます★

野池 バス釣り~2017.06.04 ギルネスト付近で!  

2016.06.04 本日は昼過ぎから軽く野池に出撃してきました!
20170604go.jpg
たぶん我が家の近隣では唯一バスがいるかもしれない…という野池
小学校の頃よく父親に連れて行ってもらっていた場所です。

釣果は一本、39㎝♪
20170604neko.jpg
ヒシモの多い野池なので最初はフロッグなど試していたのですが反応無く……
岸際に見つけたギルネスト付近をネコリグで探っていたらバイト!
ヒシモの陰に隠れてギルの様子を伺っていたっぽいです^^
4lbフロロラインだったのでヒヤヒヤするファイトでした。笑

何気にこの野池では初バス!w
小学生の頃は全然釣れなかったんですよね……ようやくリベンジできた気持ちでした♪

しかしやはりというか…何度か駆除されている野池だけあって個体数は少なそう……釣れたバスも口に傷あったし、これなら河川の方が釣りやすそうだなぁと思いました。

取り敢えず一本釣れて良かったです><

☆――――タックル――――☆
ロッド:DAIWA BLACK LABEL+621LXS
リール:DAIWA FREAMS 2004H
ライン:R18BASS 4lb
ルアー:DAIWA ネコストレート3.75+FogShotTC#6+ネイルシンカー0.45g(ネコリグ
☆―――――――――――☆



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Posted on 2017/06/04 Sun. 20:40 [edit]

category: 野池

thread: ルアーフィッシング - janre: 趣味・実用

tag: 野池  ネコリグ 
tb: --   cm: 4

バス釣り~2017.05.11 久しぶりにオカッパリ釣行♪  

20170511dam.jpg
2017.05.11 本日は先輩Nとオカッパリ釣行でした!
去年は一度も行かなかった埼玉県の某リザーバーです。久しぶりに来ました^^
山の中は新緑の五月に相応しく、眩しいくらい一面緑で気持ちよかった!

さて、久しぶりなだけあってフィールドの状況が全く分からない状態からのスタートでしたが、途中i-Waberをだら~っと巻いた時に一段下からのチェイスを確認できました。
取り敢えず一匹触りたい気持ちでノーシンカーワッキーをその棚へゆっくり沈めていくと――
20170511kakkaku.jpg
釣れた♪長さは未計測ですが30ちょいくらいかな? ホッとする一匹でした。w
今日はこの釣りがハマるかな~と思ったのですが、その後続かず……

日中になると時々グッドサイズが回遊してくるようになったので今度はサイトフィッシング!
縦の動きよりも横の動きに反応が良かったので、HPシャッドテールのネイルリグを巻きました。
一度だけバイトに持ち込んだのですが、無念……アワセ切れしてしまいました……

この出来事に心折れ、昼食後は大移動して野池へ。
20170511noike.jpg
初めて来る野池でした^^
初場所はやっぱり心躍ります♪
ミエバスがウロウロしていて如何にも釣れそうな雰囲気でした。が――
やってみて、あまりのバスの反応の悪さに再び折れそうになりました。笑
小っちゃい池だし、ひょっとしたら相当叩かれているのかも…

結果として、この野池では二匹釣れたのですが、とにかく岸ギリギリにアプローチしない限り魚から反応を得られませんでした。
沖目にある杭とか丁寧に打っても全然駄目。
たぶん、皆が打つところに打って釣れるのは余程活性が高い時くらいなのかも…
20170511suwa.jpg
しかもこのサイズである…。笑
もうちょっと大きそうなバスも見えましたが、無念、釣れませんでした><;

とまぁこんな感じで今日の釣果はしょぼかったわけですが、いつもと違うフィールドはやっぱり新鮮で楽しかったです^^
楽しければ良し!w


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Posted on 2017/05/11 Thu. 22:01 [edit]

category: 埼玉県某リザーバー

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tag: 釣り  野池 
tb: --   cm: 4

野池 バス釣り~2016.11.15② 鉄板気分のはずが……ブーストでコバスゲット^^  

2016.11.15オカッパリ釣行記事の②になります。

①の記事はこちら→荒川 バス釣り~2016.11.15① 寝坊したけれど…&プロップベイト的イメージの話
20161115Hway.jpg
13時頃に一度ストップフィッシング――河川からいつもの野池に向かいました^^

気分は鉄板をシャクって一発デカいのを!って感じだったのですが……はてさて↓


―☆なんかシャローにめっちゃバスいる…☆―

鉄板BOXだけ鞄に詰めていざスタートした野池釣り

最初は6gザリメタルをベイトフィネスタックルでブンブン沖に投げていたのですが、ちょこっと歩いてみたら……何だか思ってたのと様子が違う。笑

岸際のシャローでアベレージ君達がウロウロしてるじゃありませんかw

こう、もっと気配の無い、冬っぽいコンディションを想像していたので吃驚でした。

すっごい秋な感じ^^水の色も良い感じで、ひょっとしたら昨晩の雨は比較的暖かかったのかもしれません。

なので、シャクるより巻いた方が釣れそうだぞ……ってことでスクールの進行方向へメタルをキャスト――竿を立てて表層付近を巻いてみました。

これがもう全然駄目……メタルの波動を察知するとプイッとそっぽ向いて逃げてっちゃう。

何度か試したのですが、メタルじゃどうも水押しが強すぎて嫌われちゃう様子でした(´д⊂)


―☆ルアーチェンジ!鉄板ではなくプラスチックに!☆―

最初に思いついた次の一手はシャッドプラグ――細いシルエットとタイトなアクションならどうかな?って気がしたのですが、でも、車に戻るのはちょい面倒だし……w

で、鉄板BOXの中に一個だけ、鉄板ではないコイツを発見↓
LVB008_ice-back.jpg
レベルバイブブーストの11g!

このルアー、メタルバイブ同様にストンとボトムまで落ちてくれるのですが、アクションがタイトで立ち上がりがすごくイイんです。

サイズ感もちょうど良くて、シャッドじゃないけどこれなら釣れるかも^^

試しに岸際をトレースしてみると――いきなりヘラ台の下から飛び出てきました↓
2016111524.jpg
うおぉ、小さいのにめちゃめちゃイイ食い方w

思い付いたシャッドよりハマっているかもヽ(≧∀≦)ノ

更に岸際を流していくともう一匹↓
2016111527.jpg
また小っちゃいけどこりゃ楽しいです♪

―☆タックルデータ☆―
ロッド:DAIWA BLACK LABEL+661MLFB
リール:DAIWA SS AIR 8.1R
ライン:Seaguarフロロハンター10lb
ルアー:LEVEL VIB BOOST11g
―――――――――――

後半の釣りはこの二匹で終了。沖も狙ってみましたが当たらず、サイズUPはならずでした~><


―☆総括☆―

バイブレーションって面白いなぁと改めて感じた気がしました。

今日使ったブーストは良く飛んでボトムへの到達が早いのに、タイトアクションで軽く巻けるなんて――凄く面白いバランスな気がしますw

これからやってくる冬にも活躍してくれそうで楽しみです♪


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Posted on 2016/11/17 Thu. 02:01 [edit]

category: 野池

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tag: 釣り  バイブレーション  野池 
tb: --   cm: 6

野池 バス釣り~ハイプレ野池は悪天候が◎かも!  

本日は珍しく仕事が早く終わりました^^

真夏の高水温も寛解してきた頃合いだし――台風前の低気圧・一日雨降り………ということで、釣りへ。笑

家から比較的近場の埼玉県日高市某野池に久々の釣行です。


―☆池の規模に対し釣り人が多いハイプレ場こそ悪天候の日に☆―

コレ↑今回のテーマというか、ずっと悪天候の日に時間が空くのを待ってたんですよ。

というのも、今日行ってきた野池はとにかくハイプレッシャーな場所なんです。

一周徒歩四分の規模で、全体的に足場も良く、平日週末問わず釣り人が絶えない……でもしかし――

『今年は40㎝以上の魚が複数匹いる当たり年のはず!』

去年の秋に35~38㎝のバスが数日の間にぽろぽろ釣れた経験があって、それまでの数年この池で30UPって言えば結構貴重な存在だったと思います。

それがいつの間にか増えていたみたい――なら来年は………(←とまぁ、こんな風に去年の自分は想像していましたw)

ですが前述の通り小規模過ぎるゆえ、育てば育つほど釣られた経験も蓄積されているはず……警戒心の強い大型のバスが簡単に口を使ってくれないのは当然のことで、ましてや自分の腕でスレバスを捕れるとは思えません。(←自分がこの野池から感じるネガティブな妄想です……)

だからこそ悪天候!

急な水質の変化は-要素かもしれませんが、低気圧は魚の活性に対して+、その瞬間の人的プレッシャー減で+、雨によってできる波紋は警戒心を薄れさせるのに+(オーバーハングの下で魚が浮く、風で波立った時間を利用して捕食行動を取る、といった事と同じイメージです)――と、悪天候、割と良いことだらけじゃないですかw

というわけでして、今日がそのチャンスに違いない!と思って行ってきました!


―☆その結果は……☆―

三時半に現場に着いて釣り開始!

このフィールドでは去年の成功例であるHPシャッドテール2.5のダウンショットリグ、巻き続けるボトスト系のアクションで全体的にサーチしてみました。

岸際、インレット、レイダウン、浅い場所、深い場所、そしてアウトレットと、歩きながら何でも探ってみる!と――取り敢えず15㎝くらいの小バスがちらほら釣れました^^;ギルバイトもそれなりに……まぁ活性はそれなりにある、という手応え…(あれ、大きい奴は一体どこに!?w)

雲掛かった9月、暗くなるのはあっと言う間です。

五時半を回った頃にはラインも見えない薄暗さ……嗚呼、今日は小バスのみで終わってしまうのか……びしょ濡れになってまで頑張ったのに……と、凹みながら諦めるか否かを考えている時間って本当に切ないです。

この切ない時間を30分程キャストしながら続けていました。笑

六時ごろにはもう真っ暗――でも、こういう諦めの悪さが久しぶりに実りましたよ^^

インレット側のシャローでグンッと竿を持っていくバイト!

ハンドランディングの為にヘラ台まで慎重に持って行きキャッチ!
091940.jpg
40㎝ジャスト(∩゚∀゚)∩

ギリギリですが、本当に大台に乗る個体が出たw

とても嬉しかったです。釣れたこと、ファイトを楽しめたことは勿論嬉しいのですが、バス釣りを始めた頃から知っているフィールドなだけに、その場所でしっかりバスが育っていることを確認できたような気がして嬉しかった><(叩く側がこう言うのも変でしょうか?w)

この池でこんなにコンディションのイイ魚を見たのも久しぶりでした。
―☆タックルデータ☆―
ロッド:Abu Garcia HornetStinger 652ML MGS MiddleRig
リール:Daiwa FREAMS2506
ライン:Rapala Rapinova-X MultiColor0.8号+Seaguarフロロハンター8lb
ルアー:OSP HPShadtail2.5+INFINIhobbit#6+タングステンドロップシンカー2.6g(ダウンショットリグ)
―――――――――――


―☆総括!☆―

なんだか悪天候での釣りを勧めるようなブログになってしまいましたが、『悪天候=釣れる』というのもあくまで結果論かもしれません。

安全第一、人身優先、台風直撃日等は釣りするのを避けて家でのんびり、バス釣りの動画でも見ながらイメトレに励むのがイイと思います^^


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Posted on 2016/09/19 Mon. 23:10 [edit]

category: 野池

thread: ルアーフィッシング - janre: 趣味・実用

tag: 野池  釣り  ダウンショット 
tb: --   cm: 6

小説:釣り一頁ss No.6 「運か、腕か――」  

小説釣り一頁ss No.6 『運か、腕か――』      夢月亭清修



 性(さが)、と言うモノを目の当たりにしたように思う。
 僕の恋人は釣り好き一家の次女に生まれ、幼い頃より釣りに親しみ、自然と触れ合って育ってきた。その為か斯々然々の経緯で必死に隠していた『釣り好き』も易々と露見し、僕がそれを受け入れたと見るや否や溌剌と野を歩く姿は……まぁ、何と言うか――
 彼女に対し、割と大人しい子という印象を持っていた僕からすれば「あの上品な猫はどこへ行ったか」という塩梅だ。
 当の彼女は「猫なんて最初から被っていなかった」と言い張るけれど、それが本当なら釣りに行けるか行けないかは彼女の人格に多大な影響を与えていると言わざるを得ない。
 性だな――と思ったし、性は捻じ曲げられないモノなのだろうとも。
 ミディアムヘビーロッドに一オンスのテキサスリグをぶら下げて、物干し竿のようなそれを両肩で曲げるその姿は、僕のような初心者から見れば堂々たるバスアングラーそのもので――あまりにも堂に入っていた。
 正直釣り場で肩を並べるのが畏れ多いと思ってしまうくらいだ。
 しかも本当に上手くて、小さな隙間を精巧に狙い撃ち、カバーの下から大きなバスを強引に引き抜くその腕前は、プロの取材を目撃しているような錯覚を覚える。
 その隣でちまちま小さなバスを釣る僕に対し、彼女は快活に笑って「今日も私の勝ちじゃない?」と檄を飛ばす。猫なんて可愛らしいものじゃなく、豹かトラか――そのくらい性格に筋肉が付いたようだった。
(この「筋肉」という表現はいつも僕の脳内にはあるけれど、言ったら激怒されること請け合いだろう……)
 でもしかし、彼女とのデートに釣りというプランが半分を占めるようになっても、これといって僕自身の心境、彼女に対する恋心に変化は無かった。
 こと釣りとなると元気になる彼女だけれど、それは躁鬱のように正と負を行き来するようなギャップではなくて、好きなことを満喫してはしゃぐ子供のような、正数に正数を掛けるような上がり方なのだ。だから好ましいギャップとして見ることができたし、口遊びに「あんまり羽目を外すと池に落ちるぞ」と苦笑いの親心を披露すれば、「そんなことよりどっちが大物を釣るか競争しよう」と返って来た時には笑ったものだ。
 まるで本当に子供みたいだね――と。
 そうやって僕も、気が付けば以前よりずっと釣りにのめり込んだように思う。

 さてさて、ノロケ話をこれ以上語っても仕方が無いので閑話休題だ。
 そんな僕達の釣りデートに初めて幼馴染のK介が同行したときの話を、少しだけしよう。

「なんだよてめぇ! 彼女ができたならそう言えよ! 俺はてっきり……」
 すごく怒られた。なぜ怒られるのか解らない僕は呆気に取られて彼の言葉のサンドバックに成り下がっていたけれど、そんな僕達の様子をM美は笑って眺めていた。どうやら、彼女にはK介の考えていることが直ぐに分かったらしい。
「――てっきり、釣りに飽きちゃったんじゃないかって心配になったのよ、彼。ふふっ、意外とツンデレな幼馴染じゃない」とは、あとで彼女が耳打ちしてくれた言葉だ。K介とツンデレの二つが僕の中ではまったく混じり合わないのだが、彼女は「ベジータ級よ」と笑った。
 そうして三人で釣りを始めたわけだけれど、釣り好き同士とあって気の合う遣り取りを見せていたK介とM美が、ある瞬間を境に言い合いになった。
 原因を聞けば、お互いの戦略が噛み合わず、どちらの釣り方がより正解かを競い合ってしまったらしい。
 M美が言うにはこうだ。
「すっかりターンオーバーしちゃってるじゃない。こういう時大きい魚はカバーからそうそう動くモノじゃないわ。ディープの隣接したカバーを探しましょう」
 対してK介はこう言った。
「いいや、流れ込みの新鮮な水でベイトを追ってる。大型はまだ水温に影響されていないはずだから、新鮮な水があればそこにいるはずだ」
 流れ込みがあるエリアとカバーの豊富なエリアは縦に長いフィールドの対岸同士(ちなみに、全体としてウィードは薄いマッディな野池だ)――要するに、どちらのエリアへ優先的に足を運ぶのかで意見が分かれたのである。
 僕は「両方回ればいいじゃないか」と思ったけれど、朝の良い時間帯をどちらで過ごすかは二人にとって重要な問題であるらしく、結果、二人はそれぞれが思うように釣りをして、どちらがより大きい魚を釣るか対決する運びとなった。
 二人は鼻息を荒くして互いに背を向け、それぞれが目指すポイントへと歩いて行く。僕はどちらに付いてゆくべきかと考えて、考えあぐねて――結局その場に取り残される形となってしまったのだった。

 いざ一人になってみると、どうやって釣ったモノか全然見当が付かない。僕の釣りがいかに二人の師匠任せだったか身に染みてくるようだ。
 取り敢えず「秋は巻物」との格言を信じてスピナーベイトをぐりぐり巻いてみたものの、アタリは一向に無く、釣れる気が全くしなくなってきた。
 ならばと手を変え品を変えの引き出しが僕には無いわけで、直ぐに思考はワームの釣りへと傾くのも、バス釣り初心者にとっては「あるある話」の一つだろうか?
 最近知ったスプリットショットリグを結び、漠然と沖へ投げ、ボトムを取り、ゆっくりロッドワークでズル引きしてみる。
 コツコツと石を乗り越える感触が手元に伝わって来る。何となく、何かしら沈みモノの感触を味わっていると釣れそうな気がするから不思議だ。
 僕はしばらく、のんびりとそれを繰り返した。すると、ある時不思議な感触を手に覚えた。それまで頻繁にあった小石の感触とは違い、もう少し強く引っかかって、ぐんと何かに乗り上げたような――。
「なんだろ? 何か大きいモノが沈んでいるのかな?」
 気になって同じ場所へ数回キャストすると、どうやらかなり大きめの岩が転がっているらしいと想像が膨らんだ――おぉ、ならばそこには魚が付いているかもしれない。ひょっとしたら、まだ誰も発見していない穴場的スポットじゃないかしら?
 なんて、そこまで考えて首を振った。
 もう何回も同じ場所にキャストしているのだもの。本当に穴場であるなら、既に魚の反応を得ているはず。実際にはもぬけの殻なのだろう――と自分にとって都合の良い想像を振り払った。が、次の瞬間――
 ぐっとティップが水面に向けて曲がった。こちらの動作とは関係なしに引っ張られたような――。
 まさかと思ってするフッキングは「吃驚アワセ」と言われるそれに違いなかったけれど、しかし一動作入れて確かめることのできた重さには、ちゃんと生き物の動きが感じ取れたのだ。
「うわわ! 魚だ! 間違いない!」
 今までに感じたことの無い強烈な重みに腕が振るえる。ジリジリと音を立ててラインを放出するドラグは果たしてキツイのか緩いのか――僕の左手は壊れて暴走する玩具のようにハンドルを巻き続けているのに、なかなか魚は寄ってこない。
「ど、どうするんだよ――これっ!」
 リールの回転に頭の回転は追いつかない。一人で慌てふためく僕の様は「テンパっている」という言葉がピタリと当てはまっていて――。
 しかしそうこうしていると右からM美が、左からK介が駆け寄ってきた。どうやら僕の遣り取りが遠くからでも見えていたらしく、それぞれ大物の予感に興奮しているようすだった。
「無理に巻いちゃ駄目! 魚の泳いでいく方向と逆に竿を倒しながらラインを出して! 適度に抵抗を掛け続ければ魚が疲れてくるくるはずよ!」
 M美が教師か教科書のような言葉で僕をサポートする。
「こっち寄せられるか? 俺がネットで拾ってやる!」
 K介はランディングネットを伸ばして積極的に魚を取り込もうと体を動かした。
 そうして――
 僕はネットの中で身悶える魚体に手を掛け、持ち上げる。
 つやつやの鱗、脂の乗った魚は魚をたらふく食べていると言うが、それを証明するような大きな腹はまるで力士のそれと似て強さの証にも見える。
 写真でしか見たことの無いようなカッコいいバスだった。何でも吸い込んでしまいそうな大きな口、日に焼けた黒い肌、ピンと尖った背鰭が凛々しくて、嗚呼、これがブラックバスなのだと思った。
「す、すごい…」
 大きすぎる喜びは逆にテンションを奪うのかもしれない。もっと楽しげにはしゃいでも良かったのだろうけど、僕の見開いた目は魚に釘付けで、瞬きするのも惜しいような――。
 そんな僕の様子にK介とM美はニヤケ面でハイタッチを交わしていた。一体いつの間に仲直りしたと言うのだろうか――二人の間には、共通の喜びが芽生えているらしかった。

 結局、この日釣れた魚はこの一匹だけ。喧嘩するほど自分の予想に自信を持っていた二人はなんとボウズである。僕からしてみれば意外過ぎる事実だが、「あんなところに良いストラクチャーがあるなんて分かるわけが無い」と、二人の言い訳が似たり寄ったりだったのが可笑しかった。
 そして今、唯一の釣果を収めた写真が僕のスマホには入っているのだけれど、これは結構、僕の中では宝物と言ってもいい一枚だったりする。
 通りかかった別の釣り人にお願いして撮ってもらったそれは、魚を掲げて気恥ずかしい笑顔の僕を中心に、その左右を満面の笑みと四つのピースサインが囲んでいる。
 これを見る度に僕の胸にはあの瞬間の喜びと、またこれを味わいたいと願う気持ちが膨れ上がるのだから――嗚呼、いいなぁ、釣りって――そんな気分に浸れるのだ。

「釣りは腕が無ければ楽しめない」と、僕は心のどこかで思っていたのだろう。でも、その考え方を壊すようなこの一匹が、過去となった今でも愛おしく思える。

                                          ――了
前話→釣り一頁No.5 次話→釣り一頁No.7


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Posted on 2016/02/16 Tue. 02:49 [edit]

category: 小説:釣り一頁(つり1ページ)ss

thread: 自作小説 - janre: 小説・文学

tag: 釣り  ブラックバス  野池  小説 
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